アカルイアシタ
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2014年 完結済み 隠れた良作 文芸(推理) シリアス ミステリー ヒューマンドラマ 現代 リプレイ 読了時間500分以上
ストーリー概要
平凡な高校生・小鳥遊悠一は、ある一日が何度も繰り返し訪れている事に気が付く。
起きれば雨、全く同じ内容の家族との会話、必ず遅れる電車、何度も解かさせられる定期テスト――
その日をパーフェクトに過ごせば明るい明日が来るのだと信じ、その日に関して、思いつく限りのあらゆる課題を必死にクリアする悠一だったのだが…。
それでも非情に一日は繰り返し。
そのうちに、悠一と同じ様に一日を繰り返しているのだという、自らを『リピーター』と呼ぶ人々が悠一に接触してくる。
胡散臭く感じながらも、どこか彼らに魅力を感じる悠一。
しかし、この状況について相談していた親友の入江には『彼らを信用しない方がいい』と言われて――。
この作品の特徴
- 同じ一日が繰り返される世界を舞台にしたミステリー作品。
- 細かい心理描写をもとに、絡み合う個性的な面々の人間ドラマが情感たっぷりに描かれており、二転三転するクライマックスも、初出情報を急にぶっこまれたりする事なく、伏線を回収しながらきっちりと纏められているので、その部分で読後にモヤモヤが残る事はない。
- ミステリーの中ではやや長めの作品で、その分量は45万字強(読了時間約900分)