昏き宮殿の死者の王

ハイファンタジー
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昏き宮殿の死者の王

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2019年 新作 ハイファンタジー シリアス 現地人主人公 成長 読了時間200分以上

ストーリー概要

――死にたくない。自由が欲しい。
そのためならば、僕は――甘んじて『怪物』になろう。

全身に絶え間ない激痛が奔り、衰弱の末死に至る奇病。
それに冒された少年は数年の苦痛の末、絶望を感じる余裕もなく誰にも看取られることなく生を終える。

そして再び目覚めた時――少年は邪悪な死霊魔術師の力により、最下級アンデッド、『死肉人』となっていた。

念願の痛みを感じない身体を手に入れ、歓喜する少年だが、すぐに自分の立場が未だ支配され、病室に軟禁されていた頃と大差ない事に気づく。

ただ平穏を求める少年を、世界は放っておかなかった。

死霊魔術により死体から少年を蘇らせ、エンドと名付け支配せんとする死霊魔術師。
闇に属する者をどこまでも追い詰め、滅する事に命を賭ける終焉騎士団。
多数の魔物を配下に収め、各地に君臨し覇を争う魔王達。

目的は生存と自由必要な物は力と注意深さ

これは、自由を求め、時に戦い、時に逃げ出し、時に怯え、時に躊躇う、臆病な死者の王の物語。

この作品の特徴

  • 『堕落の王。アビスコーリング。嘆きの亡霊』などなど、数々の書籍化作品を世に送り出した人気作家『槻影』さんによる新作小説
  • 上で挙げた作品では主人公が最初から強かったり、高い地位を持っている状態から始まるのだが、本作はそうではなく、圧倒的に格上の敵に対して慎重に行動しながら力を蓄えていく。そんな成長系のお話になっている。
  • ご都合主義要素は少なめのダークファンタジーだけど、そこまで雰囲気は暗くない。
  • 最近(5/17)第一章が完結したので、あらすじ読んで気になった方は要チェック。

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