Evil Revenger 復讐の女魔導士 ─兄妹はすれ違い、憎み合い、やがて殺し合う─

ハイファンタジー
スポンサーリンク
Evil Revenger 復讐の女魔導士 ─兄妹はすれ違い、憎み合い、やがて殺し合う─

ジャンル&タグ  タグの説明(タグを付ける基準など) 

2018年 完結済み 隠れた良作 ハイファンタジー ヒューマンドラマ シリアス ダーク バトル 現地人主人公 女主人公 読了時間0~200分

ストーリー概要

「兄さん、あなたさえいなければ、私はきっと幸せだった……」

親を失った幼い兄妹は、2人きりで生きねばならなかった。

兄は、日々の苦しさと怒りを妹にぶつけた。
妹は、ただただ兄から受け取るだけの毎日に疑問を抱かなかった。

大人になった兄は名声を得た。妹には何も残らなかった。

そして、彼女は歪んだ。

「小説を読もう」作品ページより一部引用

この作品の特徴

  • 人間という動物の”弱さ”と”不器用さ”が見事に表現されたダークファンタジー。
  • 戦闘描写の表現が上手く、臨場感抜群。
  • なろうのレビューがとても秀逸だったので引用↓

これは、彼女の罪の記録である

レビュータイトル、そして本編に書かれている通り、この物語は主人公チェントの罪の記録だ。
チェントの兄は日々の苦しい生活のストレスを妹にぶつけた。
チェントはそれにただ耐えることしかできなかった。耐えることしかしなかった。
そして、そんな些細なすれ違いが、兄妹を殺し合いの運命へと導く。

様々の人との出会い、思惑。それらが絡み合い、歯車は狂い出す。
両親を殺された復讐を始める兄。自分に暴力を振るった兄に憎悪を抱くチェント。
やがてチェントは自分の身勝手で多くの人を巻き込み、死なせてしまう。

その罪は決して許されるものではないだろう。
だが、一体誰が彼女の罪を責められようか。
誰が彼女を裁くことができようか。
チェントはただ、幸福に生きるために必死だっただけなのに。

 

これぞ悲劇。
これぞダークファンタジー。
読み終えた時、切なくてやるせない独特の読了感があなたに訪れるでしょう。

小説家になろう作品レビューページより引用

読みに行く