地味な剣聖はそれでも最強です
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2017年 連載中 書籍化 ハイファンタジー シリアス シュール ヒューマンドラマ 転移 俺tueee 読了時間1000分以上
ストーリー概要
日本の学生だった『白黒山水』は、神様のミスで死んでしまい、異世界へ転移する事になってしまう。
その際に、山水が『最強になりたい』との希望を神様に伝えたところ、『不老長寿の仙人』への紹介状を貰い、そこで五百年間の修行を受ける。
そして、世間一般の基準では十分最強になった、と言える様になった頃、修行地の近くで赤ちゃんを拾った事を切っ掛けに、ようやく彼の異世界物語は動きだす。
こうして、五百年もの修行の結果、心身共に最強になった男は、何の変哲もない木刀を手に、剣聖としての戦いをようやく始めたであった。
この作品の特徴
本作の魅力を言葉で言い表すのは難しく、無理やりにその内容を言語化してみるなら『ただひたすらに物事の真理を説いていく物語』と、言えるのではないだろうか。
まず、序盤の話からして『そもそも五百年も修行しないと最強になれないなら、そこまでして最強になりたいと思うものは誰も居ない』という、よくよく考えてみれば誰でも分かる至極真っ当な正論に言及しており
その後も、なろうテンプレに対するアンチテーゼ的な話から、現実のビジネスの参考にもなるのではないか、という様なお話しまで、様々な物事の真理と言えるものが異世界ファンタジーを通じて分かりやすく描かれている。