【修復】スキルが万能チート化したので、武器屋でも開こうかと思います

ストーリー概要

主人公ルークは、十五年も冒険者をやっていながら【修復】スキルしか使えない、万年Eランクの三流冒険者だ。

そんなルークが雑用係として格安料金で勇者パーティに雇われていたある日、勇者のミスの尻拭いをする為に難関ダンジョンの奥で置き去りにされてしまう。

死を覚悟したルークだったが、なんとか生き残ろうと必死にあがく中で【修復】スキルが進化。そのおかげで無事に脱出を果たす。

結果。生還したものの、迷宮に対してトラウマを抱えてしまったルークは危険な仕事から足を洗うことを決意。
進化した【修復】スキルを活用して、小さなダンジョンがある村で冒険者向けの武器屋を開店する。

目指すはスローライフなセカンドライフ。悠々自適な第二の人生！

……と思っていたのだが、国中を揺るがす大事件がルークの目前まで迫っていて……？

この作品の特徴

本作の大まかな内容は上記のストーリー概要通りのお話し。

このような努力しているけど補助系のスキルしか持たないゆえに不遇な主人公が覚醒して、報われる系のお話はなろうでチラチラ見受けられるが、本作はその中でも話の内容がとても分かり易く、読み易い作品になっている。

シリアス過ぎず。コミカル過ぎず。可愛いヒロインが居て。冒険もあり。主人公が武器屋になるという事で職業もの要素もある。

正にライトノベルの正道を行くような作品であり、文章や構成のクオリティも高く、若年層を中心に幅広い支持を得られるであろう良作。

その反面。一部の層から熱狂的な人気を得られる類の作品ではなく

本格的で重厚な物語が好き。恋愛が好き。コメディが好き。といった様に作品の好みがしっかりと決まっている人には、あまり受けないかもしれない。