当ブログの管理人『読み歩く人』が、今まで読んで面白かった小説の中でも特にストーリーの構成に力が入った作品だな、と思ったものをいくつか紹介。
※ 完結済みの長編作品にはタイトルの右側に【完結済み】と書いてあります。連載中の場合は何もなし。
剣と魔法の世界。精霊魔術師のルカ(弟)と騎士見習いのアルヴァ(姉)は、女王陛下の命を受けて祠めぐりの旅を始める。
しかしどうやらこの国には大変なものが封じられていたようで、話は王国内だけには留まらず……。
カノルドス王国北東部の辺境。そこには他では姿を見る事が出来ない様々な魔獣が暮らす『魔獣の森』と呼ばれる魔境があった。
そこに住む『魔獣使い』の異能を持った青年は、そこで駆け出しの魔獣ハンターである一人の女性と出会い、後に卑劣な罠に掛かり奴隷へと落ちてしまった彼女を救った青年は成り行きから更に一人の女性を奴隷から救う事となる。
これは後の世に「魔獣使いの英雄」とも「魔獣卿」とも呼ばれる青年と、その彼が愛した美しき奴隷たち。そんな彼らの愛と冒険と戦いの物語。
寿命という概念が無くなったせいで、人間が増えすぎてしまい、命の価値が極限まで低くなった世界を舞台に描かれたダークファンタジー小説。
かなりシリアスで重厚な世界設定の作品ながら、文章の書き方(作風)は、そこまで陰鬱では無いので、『暗すぎるのはちょっと』という人にも読み易い作品。
あらすじ
相和義輝(あいわよしき)は新たな魔王として現代から召喚される。
だがその異世界は、世界の殆どを支配した人類が、僅かに残る魔族を滅ぼす戦いを始めていた。
無為に死に逝く人間達、荒廃する自然……こんな無駄な争いは止めなければいけない。だが人類にもまた、戦うべき理由と、戦いを止められない事情があった。
人類を会話のテーブルまで引っ張り出すには、結局戦争に勝利するしかない。
だが魔王として用意された力は、死を予感する力と全ての文字と言葉を理解する力のみ。
自分一人の力で戦う事は出来ないが、強力な魔人や個性豊かな魔族たちの力を借りて戦う事を決意する。
殺戮の果てに、互いが共存する未来があると信じて。
醜悪なる姿はゴブリンと呼ばれ、人に狩られるだけの存在だった種族がいた。しかし、ただ一人の王の存在によって彼らは生まれ変わる。
これは魔物を率いて神々への反旗を翻した王の物語。そして彼を支えた魔物と人間達の物語。
『国家の思惑入り乱れる戦争と政争を描いた戦記。』
『スタンピードという災害を起こすと同時に資源の宝庫でもあるダンジョンの攻略』
この二つを、主人公を中心にした三人称視点で描いた作品。
本ページで紹介している小説群の中では比較的ライトな部類に入るので、軽い作品しか読んだことないよ、という方にもおすすめ。
あらすじ
その時、アンタルヤ王国の王太子『ジノーファ』は死を覚悟していた。
国王である父から撤退戦の殿を命じられ、敵と比べて圧倒的少数の手勢を率い、絶望的な戦場へと身を投じていたジノーファ。
ところが、何の運命のいたずらか、スタンピードによってダンジョンから溢れ出したモンスターの大群が敵軍の背後から雪崩れ込み、ジノーファは混乱する敵軍を前に指揮官として選択を迫られる。
のちに彼は語る、この戦場こそが自らの運命の分岐点であったと。
――――これは道化が冠を戴くまでの物語。
京都在住の、いち会社員『倉田翼』は所謂ヲタクである。ジャンルはメカもの。毎月ホ○ージャパンをチェックし、毎週ファ○通でメカゲーを探す、それがかつての彼の生き方だった。
そんなメカヲタ社会人が異世界に転生。そして一歳になる頃、彼は第二の人生の全てを賭す事になる衝撃の出会いを果たす。
全高およそ10m、金属の骨格と結晶質の筋肉を持ち、魔力を動力として動く魔道兵器。
その名も『幻晶騎士』
それは人の持つ魔道技術の結晶にして、人が手にしうる最強の力である。
その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。
なろうでお馴染みの俺tueeeハーレム系小説の中でも文章力が高く、王道ストーリーの作品。安易な無双ではなく努力と試行錯誤して戦う。
あらすじ
魔物の凶刃から主人公を庇い、倒れた幼馴染を救う為、主人公トールは25年もの間、底辺冒険者として泥水を啜りながら魔物を倒し続けていた。
そして今、その努力は実り、トールは幼馴染と再会する。